山本会計事務所


今月の商売のヒント 

    
【商売に磨きがかかった人の舞台裏】      2010年8月18日
  •  行き慣れない高級レストランに招待されても、内心あまり嬉しくない。それより行きつけの店で一杯やったほうがいいと思う。慣れない場所は居心地が悪く、慣れた場所は落ち着くからでしょう。
     「心地良い空間や状態」を心理学用語で「コンフォートゾーン」と言います。単に場所の話ではなく、慣れたやり方、しっくりくる考え方、つまり「自分らしい」と 思える状況はあなたにとってのコンフォートゾーンなのです。慣れた場所や状況は 居心地が良いので能力を発揮しやすくなるものの、「ぬるま湯化」して抜け出せなく なったときは要注意です。一度コンフォートゾーンを意識すると、慣れない事態に 遭遇したとき無意識にコンフォートゾーンに逃げ込もうとします。その状況に不慣 れなために居心地の悪さを感じて、慣れ親しんだ「今までの自分」に戻ろうとして しまうのです。今までのやり方で商売が上手くいかないのに、「今までの自分」という枠から出ようとしない人が大勢います。しかし、慣れた状況でもがいても今まで以上の能力はまず発揮できません。それどころか、逆に絶好のチャンスが訪れているときでさえも、「こんな良いことが自分に起きるわけがない」と尻込みしてチャレンジを避けてしまう。「慣れ」も良し悪しというわけです。
     新しい局面を迎えたとき、もしくは慣れたやり方から脱出して状況を変えたい ときには、新しい「自分らしさ」を探ってみましょう。商売であれば、商売が 上手くいっている人のコンフォートゾーンを積極的に真似てみる。
     判断基準も発想も行動のタイミングも自分とは違うので、慣れないうちは居心地の悪さを感じるものです。けれど脳には、どんな環境にも対応できる可塑性(かそせい)という性質があります。繰り返し真似て自分になじませ、徐々に居心地の悪さを感じなくなった頃、あなたのコンフォートゾーン、つまり「自分らしさ」はワンランク上にスライドしているはずです。そんなあなたを周囲は「商売に磨きがかかった」と見ることでしょう。

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    公認会計士・税理士
    山本 祐一

 経歴

   1956年 茨城県神栖市波崎生
   1975年 銚子商業高校卒業
   1979年 専修大学商学部卒業
   1987年 監査法人トーマツ退社
   1987年 山本会計事務所開業

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