山本会計事務所


今月の商売のヒント 

    
【「当たり前」をあらためて考える】      2013年3月13日
  •  「ゆとり、ゆとり」と騒いだ後、今度は「個性、個性」と追い立てるような教育に今の子どもは大変だなぁと同情を覚えます。「ゆとりか個性か」という話ではなく、物事はすべてバランスの問題です。そんな当たり前のことにも気づかなくなっているのが今の世の中だとしたら、我々もうっかりはしていられません。何に対しても一般的なことしか考えられないような思考回路に陥っていないか今一度、振り返ってみましょう。
     近所にできた新しいコンビニを見て、「またコンビニか。最近このへんにやたらコン ビニができるけど商売のつぶし合いじゃないのか」と疑問を抱く人、「新しいコンビ ニだ。ラッキー」と単純に喜ぶ人、もしくはまったく無関心な人、同じものを見て も反応は様々です。どれが正解ということではなく、疑問がないというのは思考回 路がマンネリ化している証拠でしょう。商売をしていれば人一倍「発想法」や「思 考法」が気になるところですが、その前にまず必要なのは漠然とした疑問を抱く感 性です。トヨタでは、異常に気づいたら「なぜ」を5回繰り返すことを徹底しているそうです。これが有名なトヨタの「なぜなぜ5回」。「なぜ」を5回繰り返すと本当の原因にたどり着き、問題点が浮き彫りになるからだそうです。「なぜなぜ5回」のプロセスによって社員は自分で考える力を身につけ、現場力が強化され ていくのでしょう。ニュートンは「なぜ」を繰り返して引力を発見しました。韓国のサムスンは、トヨタより2回多い7回の「なぜ」で世界有数の大企業にのし上がったという話もあります。
     幼い子どもはしつこいほどに「なぜ」を連発して大人をうんざりさせますが、そうやって未知なるものと出会いながら成長していくのです。当たり前だと思っていることを、今あらためて問い直してみましょう。なぜそのサービスを提供するのか。なぜ顧客との信頼関係が大事なのか。なぜこの商売を始めたのか。そして、なぜ続けていくのか。
     商売においての「当たり前」など存在しないと気づいたとき、必勝のブレークスルーが起こるのでしょう。

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    公認会計士・税理士
    山本 祐一

 経歴

   1956年 茨城県神栖市波崎生
   1975年 銚子商業高校卒業
   1979年 専修大学商学部卒業
   1987年 監査法人トーマツ退社
   1987年 山本会計事務所開業

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